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小惑星探査機「はやぶさ」の帰還

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日本の小惑星探査機「はやぶさ」が、ついに地球へ帰還します。

「はやぶさ」の目的は、地球と太陽の倍の距離のある、わずか500メートル程の小惑星「イトカワ」を調査、さらに着陸しサンプルを持ち帰るというものでした。地球の大きさを1円玉としても、その400メートル先の0.1ミクロンに満たない小さな点に命中させるようなものです。「イトカワ」までの旅は比較的順調でしたが、小惑星への軟着陸の際のダメージなどで電気系統や燃料洩れ、さらに1基のイオンエンジンが故障。姿勢制御不能に陥ってアンテナを地球に向けられず、通信が途絶えました。

ここからがすごかった。「はやぶさ」はどんなに姿勢が崩れても、スラスター無しで自然に姿勢が安定する重心設計になっています。プロジェクトチームは諦めず「はやぶさ」からの信号を待ち続け、1ヶ月後ついに微弱な電波をキャッチします。そして機体をチェックしてみると、電池は完全に放電、また半分は故障、姿勢制御用のスラスター燃料はほとんと流出という、絶望的な状態でした。そこでまずイオンエンジンの触媒を使って姿勢制御をし(出来るように作っておいた)ソーラーパネルを太陽に向け、爆発の危険のある完全放電したリチウムイオンバッテリーの再充電を、安全に行える回路を使って充電し(作っておいた)、故障したイオンエンジン同士を相互に機能を補って再起動(出来るようにつk以下略)、この他にも数え切れない多くの試練を乗り越え、はるか遠くの小惑星から5年をかけて今まさに地球のそばまで帰って来てきました。



そんな「はやぶさ」ですが、小惑星のサンプルが入ったカプセルを放出した後、明日13日の23時、オーストラリア上空の大気圏に突入し、自身を燃え尽きさせてその使命を終えます。小惑星への接近観測、着陸、離脱を成し遂げただけでもすごいですが、もしカプセルにサンプルが入っていた場合は、世界初で月以外の天体からの物質を手にいれることになります。宇宙で様々なトラブルにみまわれ、一時は宇宙に永遠に漂うことになるかもしれなかった「はやぶさ」が、無事に一生を全うできたことは本当に誇ってよいと思います。

お帰りなさい、「はやぶさ」。
明日の夜、遠い遠い星をを旅してきた探査機が、流れ星となって地球に還ってくる。遙か南の空へ向けて万感の思いをよせてみてもよいかと思います。


【追記】

void(0).jpg

はやぶさが帰ってきました!
写真はその瞬間を捉えたもの。

こちらはNASAによる撮影。



翼を広げた火の鳥の様にも見えます。

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すごいです[i:63898][i:63898]

「はやぶさ」帰って来ましたね約60億㌔の往復ってすごくないですかーしかも、3年遅れって大変ですよね~…それにしても、「はやぶさ」を作った?!日本ってめっちゃすごいですよね~~~さーすが日本って感じですっ

息子自慢

息子は通信回復したあとはやぶさを見守り続けていた頃の相模原の管制室に入ったことがあるんです。二度と見失わないようにとひたすら追跡し続けていたそうです。今度はやぶさ談義しましょう。
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